あやめ池遊園地跡地利用に関する要望2005.12.05

藤原昭奈良市長にあやめ池の跡地利用検討会の発足、第一回会合開催の報道を受けて要望書を提出しました。
2005年12月5日
あやめ池の自然と歴史をいかす会
代表　　井上　雅由
奈良市敷島町1丁目５４８－１０
Email：inoue-6@kcn.ne.jp

あやめ池遊園地跡地利用に関する要望

私たち市民は、藤原昭市長が今年8月の市長就任以来、広く市民の意見に耳を傾けながら精力的に市政運営にあたられていることに感謝しております。　さて、「あやめ池遊園地跡地利用問題対策委員会」等が2005年8月31日に要望書を提出した際に、藤原市長は「跡地利用の在り方と具体的な計画作成のため、奈良市、近鉄、自治会、住民団体等による協議会を設けたい」という趣旨の回答をされました。これは市長選挙時の公開質問への回答に沿ったもので、その協議会設置を歓迎し、期待もしておりました。
ところが、奈良市は12月2日に「あやめ池遊園地跡地利用検討会」（以下「検討会」という）を設置し、第一回の検討会が開催されたと報道されました。この「あやめ池遊園地跡地利用検討会」に関しては地元住民、市民に何の連絡もなく、また非公開で開催されたということです。
藤原市長が市長選挙時に示された「開かれた行政推進により、市民の目線で幅広く市民の意見を聴き、市民とともに市政を運営する」（「市民との約束（アクション・奈良マニフェスト）」より）を遵守していただきたく、下記項目に関して要望をしますので、よろしくご検討の上、12月12日（月）までにご回答いただきますようお願いします。
記
○「検討会」に関して
１、 もっと多くの地元住民をメンバーに加えること。
少なくとも、“あやめ池下池埋め立て駐車場建設問題”以来、地元住民の総意をまとめ、池の問題のみならず、あやめ池地区及びその周辺まで含めた街づくりに積極的に活動をしてきた「あやめ池遊園地跡地利用問題対策委員会」の代表を加えること。
２、 検討会は公開とし、メンバーを公表し、開催日・議題を公表し、市民の傍聴を認めること。また、議事録を公開すること。
○「検討会」の結論を待たずに早急に実施できる個別項目に関して
３、 暫定措置として、奈良市財産区財産であるあやめ上池及び堤に住民が自由に散歩、散策できるように立ち入れるようにすること。
４、 奈良市巨樹等の保存及び緑化の推進に関する条例（平成１５年４月１日施行）に基づいてメタセコイヤの原木及びその群生林を保存し、教育の場にすること。
５、 あやめ上池、下池と周辺の動植物、水生動植物の調査をすること。
○「検討会」の検討項目として挙げる項目
６、 鷺の営巣地の保全。
７、 自然公園・児童公園の設置。
８、 緊急避難場所の設置。
９、 跡地内の水と緑の保全。
以上

参考
奈良市長立候補者のアンケート回答
＜あやめ池遊園地跡利用について＞　　　 （あやめ池遊園地跡地利用問題対策委員会）
http://heiwasizen.blogspot.com/
奈良市長選挙立候補者への公開アンケート結果 　　　　（未来なら市民ネットワーク）
http://heiwasizen.blogspot.com/2005/07/blog-post.html